「 会いたい、って何ですか?
仕事中もこんなにメールして
しかもかなりひんぱんに
会ってますよね?
平日も土日も!
のんびり映画鑑賞って、一体
どこでそんなことしてるんですか?
ラブホテルとか行ってるんですか?
時間作ってくれてうれしいのですが
アレになってしまいました、って。
アレって生理のことですよね?
体の関係もバレバレですよね?」
恥ずかしいラブラブメールを
読み上げて詰め寄る私に、
ゴリエは慌てて
「 ちょっ・・・!
お子さんもいるのに・・・!
場所を変えませんか?」
などと言って
立ちあがろうとしました。
「 はあ?
あなたが!!
子どもに言えないようなことを
してるんでしょうが!!! 」
私が大きな声を出すと、
一瞬ビクッとなり、
さすがに観念したのか、
もう一度席に座りました。
「どの面(つら)下げて
教育委員会なんかにいるんですか!!」
私の言葉に、ゴリエは
だまりこんでしまいました。
子どもたちは、下を向いて、
鼻をすすり、泣いていました。