とりあえず、大きな仕事をひとつ
片づけた私でしたが、
これで終わったわけではありません。
こんなことですむと思うなよ、
泥棒あばずれゴリラ女!
私は、車に乗り込むとすぐさま
ゴリエのご主人の職場に電話をかけました。
ゴリエのご主人も中学教師で、
学校名も聞いていました。
「 もしもし…T中学校の〇〇と申しますが。
✕✕先生は
いらっしゃいますでしょうか。」
私は、自分のクズ夫の学校名と名前を出して
ゴリエのご主人を呼び出しました。
電話口に現れたそのご主人に対し、
私はゆっくりと、
状況を説明しはじめました。
「 ごめんなさい、私、
T中学校の〇〇 の、妻です!!
お仕事中、急にすみません。
実は・・・
私の夫と、あなたの奥さんが、
不倫関係にあることが
わかりました。
したがって、これから
あなたの奥さんに慰謝料を
請求することになります。
そのあたりで、ご迷惑をおかけする
ことになるかもしれませんが、
よろしくお願いします。」
あくまで、慰謝料請求について
ご主人の了解を得る、という
スタンスです。
ゴリエのご主人は、当然
驚いた様子で、
「え、ちょっと待ってください!」
と言い電話の場所を変えました。
再び電話をとったそのご主人は、
切羽詰まった様子で
「あの、本当なんですか?それ。
うちの奥さんは、認めているんですか。」
と聞いてきました。
「 はい。事実です。さきほど、
教育委員会にもお邪魔してきました。
よかったら、
証拠の写真をお見せしますが
今からお会いすることはできますか?」
「 ・・・わかりました。」
ゴリエのご主人も
ショックを受けた様子でしたが
とにかく早く確認したいと思ったのか
待ち合わせの場所と時間を
指定してきました。
そして、そのあとご丁寧に、
うちのクズ夫の学校に電話して、
奥さんと会いますよ、と許可をとってから
行く、と言っていました。
私は、子ども二人を連れていくこと
を伝え、電話を切りました。
不倫撲滅ドットコム 美咲
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【第1話】幸せな家庭だと・・・思っていた - ☆ 不倫撲滅ドットコム ☆