~ ダンナを問いただす ② ~
私はもう一度、息を整え、
ダンナに問いかけました。
「★★ってだれなの?」
「…。」
しばらくの沈黙のあと、
私がまた待ちきれず
「ねえ!!!!!!!」
と叫ぶと
ダンナは小さな声で答えました。
「…✕✕さん。(苗字)」
・・・!?
その名前があまりに意外すぎて…
私はしばらく、
理解できませんでした。
「 ✕✕さんって…
あの✕✕さん?
うちに来たこともある、
あの、✕✕さん?」
…ダンナは静かにうなずいた。
「 はぁ?うそでしょ!?
なんで!?
そういう関係なの!?」
「 いや、
そういう関係っていうか…
グチを聞いてあげたり、
いろいろ…」
「 でも、会いたいって
言ってるじゃん!!
会いたいって何なの!?」
「 それは、
なんていうか・・・。」
「 ちゃんと説明してよっ!!!」
もうわけがわからず、
私も興奮して、混乱して、
大きな声でわめいていました。
1階にいた子どもたちも、
なにごとかと駆けつけて、
盗み聞きをしていたようです。
ひそひそ話の声に気づいて
ドアを開けると、子どもたちが
慌てて逃げていきました。
「 もう寝なさいっ!!!
パパとママ、
大事な話があるから!」
私は子どもたちを寝室に入れると、
ダンナを連れて
一階に降りました。
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