「ぼくは、奥さんのご両親に
恩義があるので
別れないつもりです。」
「・・・。」
私は以前より、クズ夫から
「ゴリエとダンナさんが
うまく行っていなくて
愚痴を聞いてあげた」
などという話を何度か聞いていたため、
この日、会うまでは
どんな冷たいご主人が現れるのかと
思っていたのですが、
ゴリエのご主人は 誠実そうな人でした。
「 今日はとりあえず
ここまでにしましょう。
まずは夫婦で話し合って、
あとは後日。」
そうして私たちは話を終えました。
話の間、子どもたちはおとなしく、
ソファに座って待っていました。
ここまで読まれた方の中には、
おそらく疑問に思う方も
いらっしゃることでしょう。
なぜ、不倫相手の職場に乗り込んだり
不倫相手のご主人に会うときに、
子どもたちを同席させるのか、と。
子どもがかわいそう、気の毒と
思われる人もきっとたくさん
いらっしゃると承知しています。
でも、私はあえて
こうすることを選びました。
とにかく一刻を争う状態であったことが
まずその理由ですが
・・・自分の精神状態もそうだし、
不倫の張本人たちに
時間を与えたくなかったためです。
( 証拠隠滅や言い訳を考える
スキを与えてしまいます )
しかし、子どもを置いては動けません。
そして、うちの子どもたちと
面識があるにもかかわらず
夫と不倫を楽しんでいたゴリエに、
自分が何をしたかを思い知らせたかった。
自分の目で、自分の心で
向き合ってほしかった。
そういう思いも、強くありました。
何度も言いますが、仮にも教師なのです。
子どもたちの健全な育成のために
働くべき人間が、
よそのお宅のパパとコソコソ遊んで
家庭を壊すなど、
あってはならないことです。
あなたが恋愛ごっこを楽しんでいる
その男は、
この子たちの「父親」なのだという
現実を、もう一度確認させたかった。
そして、子どもたちにも見せようと思った。
人の夫を盗んだ女がどうなるのか。
妻として、母として、私がどう戦うのか。
それが、正直な気持ちです。
それが真実です。
賛否はあると思います。
でも、私にはこうするほかありませんでした。
不倫撲滅ドットコム 美咲
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