～ ダンナを問いただす ① ～
…あとから冷静になって
考えてみると、これが一番、
やってはいけないパターンなのです。
「すぐにダンナに問いただす」
という行為。
パートナーの不倫を知ってしまったら、
当然すぐに、
問いただしたくなるものですよね。
でも、これをやってはいけません。
本来ならすぐに、証拠を残すべきでした。
きっちり証拠を残してから、
今後のことを考えたり、
しばらく泳がせて尾行するなり
探偵をつけるなり
もっと決定的な事実をつかむとか、
みんなの前で大恥をかかせてやるとか
（笑）
いろいろやり方があったのにと
今となっては後悔しています。
でも、その時の私はもう、
パニックというか、
いてもたってもいられなくなって、
また１階に駆け下り、
寝ているダンナを
「ちょっと！話！来て！！」
とたたき起こし
寝室に連れてきました。
ダンナは なんとなく直感的に
ヤバいことになったのかも、
という表情で
おとなしく言われるとおりに
ついてきました。
私はダンナをベッドに座らせ、
私も隣に座りました。
ダンナのスマホのメール画面を
開いて見せ、
「★★って 誰？」
…と聞きました。
心臓は相変わらずバクバク、
呼吸も苦しい。
足も震え、肩で息をしながら
問いかけました。
「★★って だれなの？」
ダンナは固まったまま動かない。
「 誰よ！！★★って誰よ！！
ちゃんと話して！！
ねーえー！！」
私はだんだんと半狂乱になって、
大きな声を出し、
ダンナにつかみかかった。
「わかった、話す！話す！」
不倫撲滅ドットコム 美咲
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