家に帰ると、もう何をする
気力もありませんでしたが、
とりあえず洗濯物を取り込んで
子どもたちに簡単なものを食べさせました。
しばらくすると
クズ夫が帰ってきました。
どうぜゴリエからメールが
届いて状況を知り、
ゴリエのご主人からも
職場に電話があったから、
とんでもないことになったと
慌てて帰ってきたのでしょう。
「 ただいま・・・。」
といつものように言いましたが、
誰も返事をしません。
子どもたちも、和室に
サッと逃げ込んでしまいました。
クズ夫は、カバンを置き
神妙な面持ちで私に近づくと、
「 みーちゃん、
ごめん・・・。」
と切り出しました。
私はクズ夫の顔をグッとにらみました。
「 謝ればすむと思ってんの?」
クズ夫はただ、うなだれていました。
しばらく沈黙が流れたあと、
私は聞きました。
「・・・いつから?
5年前、朝帰りしてきた日も、
結局ゴリエと一緒だったんだよね?
今日、ご主人も言ってたわ。
ずっとそういう関係だったんだね。」
そう言うと、クズ夫は
消え入りそうなかすかな声で
「 ・・・ゴメン・・・。」
と答えました。
「 いいかげんにしてよ。
5年も?
5年も家族にうそついて!!
だましてたんだ!!
最っっっっ低!!!!!! 」
クズ夫は力なくうつむいていました。
長い沈黙が流れました。
クズ夫は、
子どもたちのいる和室に向かって
ふすま越しに話しはじめました。
「 ○○ちゃん、□□ちゃん・・・。
ごめん・・・。
パパ、今まで、うそついて
女の人とあそんでた・・・。
ホントにごめん・・・。 」
返事はありません。
「 ○○ちゃん、□□ちゃん・・・。」
クズ夫がそっと
ふすまを開けると、
二人の子どもたちは
身を寄せ合って
顔を覆って泣いていました。
「 あぁ・・ごめん・・・!!
ホントにごめん・・・!!!!
パパが馬鹿だった・・・!!!
ホントにごめん・・・!!!!」
そう言って。
クズ夫は泣きました。
不倫撲滅ドットコム 美咲
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