再び我が家の話に戻ります。
クズ夫とゴリラ女の職場、そして
教育委員会の教育長宛に、
二人の関係を暴露する書面と
恥ずかしいメールすべてのコピーを
送りつけた私は、帰宅すると、
学校から帰ってくる自分の子どもたちを
迎えました。
子どもたちは私の表情をうかがいながら、
おとなしく過ごしていました。
おやつを食べさせ、一緒に宿題をして、
その後はテレビを見たり、
思い思いに過ごしました。
日付は2月末です。
リビングのテーブルには、
私や娘がバレンタインの日に、
パパにプレゼントしたチョコレートの箱や、
メッセージカードが置かれたままでした。
長女は、それを見つけると
「こんなのあげて、バカみたいだよね。」
そう言って、カードを
ビリビリに破いてしまいました。
「パパだいすき」
…そう書かれたカードでした。
私も、自分の書いたカードを手に取りました。
「いつもお仕事おつかれさま。
至らない妻ですが、これからもよろしくね」
と書かれていました。
私はなんとも言えない気持ちになり、
それを握りつぶしました。
その日もダンナは、早く帰宅はしたものの
家には入らず、夜は車で寝ていました。
朝方、またこっそり入ってきて
着替えなどをしているようでした。
そして、おそらくビリビリに破かれたカードを
目にしたのでしょう。
おいおいと泣く声が、
二階にまで聞こえてきていました。