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中学教師の夫が、よりによって教育委員会の女とW不倫!!ありえない…こんなの許せますか?怒りのサレ妻ブログ

【第63話】予想外の展開

 

  「わかるわ。

     …私も同じだったから。」

 

「…え?」

 

教頭先生の口から出たのは、

意外すぎる言葉でした。

 

「実は私も同じなのよ。

    私もダンナが中学校の教師だったの。

    でも、結婚してすぐよ。

    本当にすぐに、

    ダンナの裏切りがわかって、

    離婚したの。」

 

「えっ…!

    …そうだったん…ですか…。」

 

「ないしょよ。

    ほとんど誰にも話したことないし。

    みんな私が結婚してたことも

    知らないと思う。

    もうずいぶん昔の話だから。」

 

確かに、教頭先生は

管理職なのに若々しくて

年齢不詳、という感じ。

お子さんの話などは

聞いたことがありませんでした。

 

教頭先生はこう続けます。

 

「私の場合は、その

    不倫相手が誰かまでは

    突き止められなかったから、

    何もできなかくて

    泣き寝入りだったったんだけど…」

 

私は、予想外の展開に

とまどいましたが、

静かにうなずきました。

 

まさかこんなに近くに

同じ思いをした人が

いたなんて…。

 

これまで教頭先生とは

ほとんど業務上の話しか

したことがなかったので

本当に驚きました。

 

でもこうして、人として、

本音で私に

向き合ってくれたことを

心からありがたく思いました。

 

「…で、ご主人は

    何て言ってるの?

    相手の女性とは別れるって?」

 

「あ、…はい。

    それはもちろん。

    向こうにもダンナがいますし。

 

    主人は、今は

    …家族と離れたくないと

    号泣して謝っていますが…。」

 

「そうなのね。

    それならまあ、ひと安心というか、

    まだ救われたわ。」

 

「…でも…。

    私はどうしても、

    許せなくて。」

 

そう言って私は、

ひざに置いた手をぎゅっと

握りしめました。

 

「そりゃそうよね。

 許せなくて当然よ。」

 

「私は、非常勤といえども、

    児童や生徒の前に立つ人間として、

    恥ずかしくないように

    これまで生きてきたつもりです。

 

    それなのに…。

    あの2人は…

    あの2人は人をだまして…

    家族を、子どもたちを傷つけて!

    仮にも教師なのに…!

 

   5年も…!

   5年もですよ?

    

    子どもたちからパパを奪って

    あざ笑っていたような人が、

    教育委員会にいるなんて、

    私、許せません!

   

    教師って何でしょう?

    教育委員会って何でしょう?

    もうわかりません。

    もう、何を信じたらいいのか…。」

 

私は、高ぶる感情をおさえながら

震える声で話し続けました。

 

 

不倫撲滅ドットコム 美咲

 

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