こんなとき、一体誰に相談したら良いのだろう…。
私は途方に暮れました。
母がそばにいたらなあ…。
そう思いましたが、
私の両親は、私が中学生の頃に離婚しており、
母とは疎遠になっていました。
父は典型的な亭主関白タイプで、
私が物心ついた頃から、いつも
父と母はケンカをしていました。
母が家を出ていってからは、
私が家のことを手伝いながら、
なんとか地元の国立大学に進学し、
教師になりました。
決して、楽な人生ではなかった。
いつも、まわりの友達がうらやましかった。
私が小さい頃から、何よりも望んだもの、
ずっとずっと、夢みたもの、
何よりも欲しかったもの…。
それが、「幸せな家庭」でした。
やっと手に入れたと思った
私の家庭。
私のささやかな幸せは、
ガラガラと音を立てて
壊れて行きました。
私が信じていた愛は
ニセモノだったんだ。
…そんな暗い気持ちが
心の中を覆いつくしました。
悔しくて、腹立たしくて、
むなしくて、
涙が出ました。
私は、私の人生そのものを
あの2人に
踏みにじられたのです。
不倫撲滅ドットコム 美咲